忘却曲線×分散学習を利用した暗記アプリおすすめ3選!#Anki #reminDO #GoodNotes5

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忘却曲線アプリ
困っている人

暗記が苦手で一度覚えてもすぐ忘れてしまう。。
効率よく暗記できる方法が知りたい!

勉強する上で避けては通れない「暗記」、苦手としている方も多いのではないでしょうか?

暗記が苦手な方に、私が全力でお勧めするのが、本記事で紹介する「忘却曲線アプリ」です。

私は忘却曲線アプリを使い始めてから、医学部のテスト前に慌てて知識を詰め込むようなことがなくなり、試験ラッシュでも比較的楽に乗り切れるようになりました。

本記事では、まず忘却曲線アプリについて説明した後、いろいろな暗記アプリを試した中で私がおすすめする3つの忘却曲線アプリを紹介します。

ぜひアプリを使ってみて、その効果を体感してください。

この記事を読んでわかること

  • 忘却曲線アプリとは
  • おすすめの忘却曲線アプリとその特徴

目次

忘却曲線アプリとは

「忘却曲線アプリ」の説明の前に、暗記において重要な「忘却曲線」と「分散効果」について少し話しておきたいと思います。

忘却曲線とは

こんなグラフを一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

エビングハウスの忘却曲線
エビングハウスの忘却曲線

これは、1885年にドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスが著書『記憶について:実験心理学への貢献』の中で示したもので「エビングハウスの忘却曲線」と呼ばれています。

グラフを見てわかるように、一度覚えた記憶は時間とともに急速に失われていきます

正確にはグラフの縦軸は「節約率」(=一度覚えた後、次に学習するときにどれだけ覚えやすくなるか)なので、「どれだけ覚えているか」を示しているわけではありません。ただし、「覚えやすい」≒「記憶が残っている」と考えることができるので、グラフのように記憶が失われていくと考えても大きな間違いではありません。

ただし、忘却曲線のグラフの傾きは、繰り返し学習するほどゆるやかになることがわかっています。

つまり、記憶を長い間保持するためには復習することが重要であるということです。

分散効果(spacing effect)について

エビングハウスの実験からは、すぐに復習をした方が効率が良さそうに見えますが、実はそうではありません。

学習内容が反復して提示される場合、反復間隔が空いた場合(分散学習)の方が、反復間隔が空かないで提示された場合(集中学習)よりも成績が良い」ということが、多くの研究結果からわかっています。

これは分散効果(spacing effect)として知られています。

記憶が薄まった状態から「想起する」という過程が、短期記憶から長期記憶への移行に有効なのではないかと考えられています。

えぬ

暗記するには「忘れかけ」のころに復習するのが良いということですね。

(参考文献)

https://acaddb.com/articles/articles/17745185

忘却曲線アプリの機能

困っている人

「忘れかけの頃に復習する」って言っても、そのころには復習すること自体忘れちゃってるよ。。(泣)

そこで復習のタイミングを決めて出題してくれるのが、本記事で紹介する「忘却曲線アプリ」です。

忘却曲線アプリでは、学習を行なった後、その内容をどれくらい覚えられているのかを「難しい」「まあまあ」「簡単」などと自分で評価します。

そうするとアプリ側で「そろそろ忘れかけているだろう」というタイミングを探して、次の学習のタイミングを決めてくれます

徐々に間隔を空けながら復習を繰り返すことで、知識が「一夜漬け」から「長期記憶」に変わっていくのが実感できるはずです。

忘却曲線アプリの学習イメージ
忘却曲線アプリの学習イメージ

忘却曲線アプリおすすめ3選!

前置きが長くなりました。

私がおすすめする忘却曲線アプリ3選とは、以下の通りです。

  • Anki
  • reminDO
  • GoodNotes5

それぞれの特徴を簡単に説明します。

Anki

  • 代表的な忘却曲線アプリ
  • 非常に多機能で拡張性が高いのが特徴
    • 一問一答形式だけではなく、穴埋め形式やタイピングでの解答もできる
    • デッキ共有機能(他の人が作ったデッキが使えるかも)
    • 音声の登録・読み上げができる(外国語の勉強に大変有用)
    • 文字入力の幅が広い(太字、イタリック、下線、上付き・下付き、数式、コードetcなんでも入力できる)
    • URLが貼れる
    • 1日の学習枚数の上限設定ができる
    • 学習間隔の調整ができる
  • オープンソースなので、プログラミングでさらに自分好みにカスタマイズすることも可能
  • iOSアプリ版のみ有料(¥3,500、2023年10月現在)なのがネック
  • 医学生の間でもガチ勢が使っている印象
えぬ

できることがとにかく多いのがAnkiの特徴です。問題形式、1日あたりの学習枚数、学習間隔など、基本的に何でも設定可能です。多少のプログラミングの知識があれば、さらに自分仕様にカスタマイズできますよ。

Anki学習イメージ
Anki学習イメージ(穴埋め)
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reminDO

  • こちらも代表的な忘却曲線アプリ
  • 基本的な機能+αを備えている上、アプリのUIが見やすく初心者でも使いやすい
    • デッキ共有機能(他の人が作ったデッキが使えるかも)
    • 音声の読み上げができる(外国語の勉強に大変有用)
    • URLが貼れる
    • 1日の学習枚数の上限設定ができる
    • 学習間隔の調整ができる
  • Ankiほどの拡張性はない
  • 無課金で十分使える
    • アプリ内課金(¥480/月…2023年10月現在)は、広告の再生なしに1日当たりの最大登録数を増やす程度
えぬ

機能が豊富な上に、直感的に使いやすいのがreminDOの特徴です。基本無料なので気軽に試すことができますね。

reminDO学習イメージ
reminDO学習イメージ

GoodNotes6

  • いまやiPadでの勉強に必須と言っても過言ではない「GoodNotes6」内の「学習セット」機能
  • Apple pencilを使ってノート感覚で自由にカードを作ることができるので、キーボードなしのiPadでも作成しやすい
  • GoodNotes6自体はあくまでノートアプリなので、演習状況の管理のしやすさなどでは上記2つのアプリにやや劣る
えぬ

iPad内でカードの作成を完結させたい人、手書きで書き込みながらカードを作りたい人にはGoodNotes6がおすすめです。上の2つのアプリに比べると機能は少ないですが、その分シンプルで使いやすいです。

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それぞれのアプリの比較

これまでに説明したことを中心に、各アプリを比較してみました。(価格は2022年2月時点)

AnkireminDOGoodNotes6
AnkiremineDOGoodNotes6アイコン
無料/有料iOS版:有料¥3,500
PC、Android、ブラウザ版:無料
基本無料
有料¥4,080
(買い切り版)
学習枚数の設定×
学習間隔の設定×
画像の貼り付け
音声読み上げ
URL貼り付け×
手書きの書き込み×

こうしてみると、暗記専用アプリであるAnkiとreminDOは、学習枚数や学習間隔の設定音声やURLの貼り付けなど、非常に多機能であることがわかります。

一方GoodNotes6にはノートアプリならではの使いやすさがあり、機能がシンプルなことも、細かい設定が必要ない方にとってはメリットになると思います。

まとめ

「忘却曲線アプリ」は、「忘却曲線」と「分散効果」に基づいて、暗記を効率化してくれます。

本記事では3つの忘却曲線アプリを紹介しました。

  • Anki
  • reminDO
  • GoodNotes6

これらのアプリはいずれも私が実際に使ってみて、おすすめできるアプリです。

実際に使ってみないとわからないこともあると思うので、アプリをインストールして試しながら、自分に合った忘却曲線アプリを選んでみてください。

どの忘却曲線アプリも、あなたの勉強の強い味方になってくれるはずです!

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