2022年7月1日、Apple公式オンラインストアで多くの製品が大幅に値上げされました。
さらに10月19日には新型iPadの発表と同時に、再び既存のモデルの値上げが行われました。
本記事ではApple製品の中でも特にiPadの値上げについて整理し、今後iPadの購入を検討している方がどう対応したら良いのか、筆者の考えを述べようと思います。
円安の影響でApple製品の値上げが止まらない
歴史的な円安の影響が、ついにApple製品にも及んでしまいました。
2022年7月1日、Apple公式オンラインストアではiPadをはじめ、iPhone、AirPods、Apple Watchなどの製品の価格が改定され、軒並み大幅な値上げとなっています。
Appleはドル円レートに合わせて日本での販売価格を調整しているため、これまでにも円安によるとみられる値上げはありましたが、ここまで大幅な値上げは初めてです。
さらに、10月19日には新型のiPad ProとiPad(第10世代)の発表と同時に、iPad Air、iPad miniの値上げが行われました。
価格改定前後のiPadの価格一覧
具体的にどれくらい値上がりしたのかを、下の表にまとめました。
機種 | 〜6/30 | 7/1〜10/18 | 10/19〜 |
---|---|---|---|
iPad(第9世代)64GB | ¥39,800 | ¥49,800 | ¥49,800 |
iPad Air(第5世代)64GB | ¥74,800 | ¥84,800 | ¥92,800 |
iPad mini(第6世代)64GB | ¥59,800 | ¥72,800 | ¥78,800 |
iPad Pro(11インチ)128GB | ¥94,800 | ¥117,800 | (¥124,800)※ |
iPad Pro(12.9インチ)128GB | ¥129,800 | ¥159,800 | (¥172.800)※ |
※iPad Proは10/19に新モデルに置き換え
どの機種も6/30以前の価格と比べると25%以上高くなっており、かなりの値上げ幅であることがわかります。
ドル円レートによってiPadの価格はどう変わる?
iPad Airを例に、ドル円レートとiPadの価格推移をまとめました。
2020年10月 | 2022年3月 | 2022年7月 | 2022年10月 | |
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iPad Airの世代 | 第4世代 | 第5世代 | 第5世代 | 第5世代 |
発売/価格変更 | 発売 | 発売 | 価格変更 | 価格変更 |
日本での販売価格 | 69,080円 | 74,800円 | 84,800円 | 92,800円 |
米国での販売価格 | 599ドル | 599ドル | 599ドル | 599ドル |
ドル円レート | 1ドル105円前後 | 1ドル118円前後 | 1ドル135円前後 | 1ドル149円前後 |
円安が進行するにつれて、日本での販売価格はどんどん上昇しています。
一方、米国での販売価格は、2020年10月のiPad Air第4世代発売から599ドルで据え置きで、現在のiPadの値上げの原因が円安によるものであることがはっきりと見てとれます。
今iPadを買うのは待つべき?
必要なときが買い時
これだけ値上がりしてしまうと、iPadなどApple製品の購入を躊躇してしまいますよね。
円安が現在ピークで、今後円高方向にシフトしていくとすれば、「もう少し待って円安が落ち着いてから買おう」というのも1つの手です。
しかし、例えば「これからiPadを買って勉強に取り組もう」など、今現在iPadが必要な方にとっては、待っている時間が大きな機会損失になってしまうと思います。
仮に1年後に円安が落ち着いて値段が下がるとすれば、今iPadを購入するのは割高になってしまいますが、1年間iPadを使って勉強したりスキルを身に付けたりできる価値を考えれば、今購入するのが間違いとは言えません。
よく言われることですが、Apple製品は必要なときが買い時です。
購入価格だけでなく、自分にとってその製品が今必要なのかどうかをしっかり考えて購入を検討すると後悔がないと思います。
円安がいつまで続くかは誰にもわからない
これまで円安がそのうち落ち着くという前提で話してきましたが、円安がいつまで続くのかは誰にもわかりません。
為替は世界情勢や政府の政策に大きく左右されるので、急に円安が収まる可能性もあれば、このまま円安が続いていく可能性も否定できません。
仮にこのまま円安が進むと、価格はさらに上がる可能性があるので、今買ってしまうのが結果的にお得ということになりますね。
結局のところ、為替の動きを予測することは誰にもできないので、「円安が落ち着くまで待とう」と考えていると、いつまで経っても買えない可能性もあります。
2022年10月、24年ぶりに1ドル149円を突破しました。
しばらくは円安の流れは収まりそうにないですね。。。
型落ちモデルも含めて自分の用途に合ったスペックのモデルを購入しよう
それでも、中身が全く同じにも関わらず値上がりした製品を買うというのは、心理的に抵抗があるという方が大半だと思います。
そこで、型落ちモデルを購入すると言うのも1つの手です。
iPadに関しては数年前からタブレットとしての機能はほぼほぼ完成しており、型落ちのモデルであっても十分に使えます。
自分の用途に合わせて必要十分なモデルを購入することで、購入価格を抑えることも、今後重要になってくると思います。
>>【2023年】失敗しない!型落ちiPadの選び方【狙い目のおすすめ機種を紹介】
特にAmazonで売られている型落ちモデル(整備済み品)はお得に買えることがあるのでおすすめです!
まとめ
本記事では円安によるApple製品の値上げについて、iPadを中心に解説しました。
Apple信者の筆者としても、思っていた以上の値上げだったので正直ショックですが、為替の動きは誰にも読めないので、「自分にとってApple製品が必要なタイミング」をよく考えて購入することが、価格の上下に惑わされないコツかと思います。
また、型落ちモデルなども含めて、自分の用途に合ったスペックのモデルを購入するというのも重要です。
今まで以上に、「自分に合ったiPad(Apple製品)選び」が重要になってくるのではないかと思います。